らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

164. はい、時間で~す。鉛筆置いて。

Scenario: テストのときは、どんなテストであれ緊張する。特に時間終了が近くなってきてから間違いに気づいたり、答えをかえたりすると、時計の秒針が気になる。そして、こう言われると、今度はあきらめの境地となる。


「はい、時間で~す。鉛筆置いて。」



"Time's up! Pencils down." 


【ポイント】命令や指示は簡潔に。語調やリズムも考えて。


"Time's up!" の"Time's"は、"Time is" です。
でも、"Pencils down." は、"Pencil’s down." つまり、Pencil is down."ではありません。
「時間」は不可算名詞で、「鉛筆」は可算名詞ですので、"pencils"と複数になっています。試験を受ける人が複数なので、鉛筆も複数というわけです。


では、"Pencils are down."なのでしょうか?
「時間です。」の後は、「鉛筆を置いて。」という流れになるので、動詞の"Put"を省いたのかもしれません。実際上の画像のように、"Put the pencil down."という言い方もありますが、Time's up! の次に言うときは、2語で、Pencils down. と言う方が、全体の語調の流れがいいですね。


日本語で「タイムアップだ。」と言いますが、これは英語ではありません。


「手を上げろ!」は、
"Put your hands up!" ということもありますし、単に、
"Hands up!" と言うこともあります。


「一歩前へ!」は、
"Step forward!" ですが、この"step"は動詞なので、"step forward"は句動詞ということになります。


Englishラボのらぼでした。