らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1529. 何でアイツならいいの?

Scenario: テストの結果が平均点に届かなかった生徒は、放課後補習を受けなければならない。僕はその中の一人になってしまったのだが、友人の一人がやはり平均点に届いていないのに帰宅するという。先生に許可をもらったと言っているが、納得できず先生にこう言った。


「なんでアイツならいいの?」


bodega catsのfacebookより)



"He can get away with it?"



【ポイント】"get away with it"を使って見よう。


"get away with it"の基本となるニュアンスは、「それをもったまま逃げる」ということです。"it"は、その場の状況を表し、今日のシナリオでは、「補習を受けなければならないのに、受けずに帰る状況」です。具体的なものを持ってくる場合もあります。


今日のフレーズの状況のような、"get away with" には、次のような日本語表現が考えられます。(例文はロングマンを参照しています。)


それでいいことにする
問題はあるけど、何とか逃げ切れる
バレないでうまくやる
まあいっか
それで何とかなる


などです。


使い方です。


He’ll cheat if he thinks he can get away with it.
彼はバレないと思ったら浮気するぞ。


No one insults my family and gets away with it!
私の家族を侮辱しておいて、そのままで済む人なんていないわ!


They have repeatedly broken the law and got away with it.
彼らは何度も違法行為をしているのに捕まらないんだ。


How can he get away with speaking to her like that?
彼は何で彼女にあんな風に話しても許されるわけ?


At school he had always got away with doing the bare minimum amount of work.
彼は学校では、いつも必要最低限のことしかやらずに済ませていた。


The colour’s not quite right, but I think you’ll get away with it.
色はちょっと違うけど、なんとかなるんじゃない?


He never lets you get away with it.
彼の目は絶対ごまかせないわよ。



"get away with ~"を使って会話文を考えてみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「負い目を感じてる。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。