らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1540. お言葉を返すようですが・・・。

Scenario: 今の日本は高齢化が進み、特に政治の世界では若い人の意見がなかなか通らないという批判がある。先日は、一人の高齢の批評家が、若い人たちが政治に興味を示さないことが原因だと言ったことに対して、同席していた若い政治家がこう言って反論していた。


「お言葉を返すようですが・・・。」


"With all due respect....."



【ポイント】"With all due respect...."は、口語表現。


日本語で表現すると、


「お言葉を返すようですが」
「恐れながら」
「失礼を承知で申し上げると」
「はばかりながら」
「失礼ながら」
「申し訳ないのですが」
「お言葉ですが」


に当たることが多いと思います。”With all due respect"という英語表現は、"spoken"な表現で、相手に敬意を表しながら丁寧に反論するような場合に使われます。


"with (all ) due respect"
spoken 
used when you disagree with someone or criticize them in a polite way

相手の意見を否定したり、丁寧に批判したりするときに使われる言い方


使い方


With due respect, is that question relevant?
失礼ながら、その質問は関係あります?


With all due respect to the staff, I think the exam results could have been better.
先生方には申し訳ないのですが、試験結果はもっと良くなっても良かったのではと思います。


この用法の"due"は形容詞で、「正当な」、「適切な」という意味です。この"due"がフォーマルな使い方なので、"with (all) due respect"が口語であっても、相手に対して丁寧な同意しかねる気持ちを伝えることができます。



"With all due respect,"を使った会話文を考えてみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「彼にはウケたんじゃないかな。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。