らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

170. 座席表見たけど、彼とすごく離れてるじゃん。

Senario : 20年ぶりの同窓会があるので、友人と出席することにした。当時好きだった彼は今どうなってるかなー、なんて思いながら楽しみにしている。当日の座席表が手に入ったので友人に送った。すると友人が電話でひと言。。。


「座席表見たけど、彼とすごく離れてるじゃん。」



"I've seen the seating chart, and you're nowhere near him."



【ポイント1】"the"はひとつだけのもの、というより「特定」のもの。


"the earth"とか、"the sun"はひとつしかないものにつく"the"ですが、もっと多く使われる"the"は、「例の」とか、「その」、「さっき話題になった~」のような感じで使われるものです。結果として「ひとつだけのものを指す」ことになる場合が多いですが、この例のように、同じ座席表はいっぱいあるけど、その中の一枚を見ているのに、"the"がついているのは、「その特定のパーティーの座席表」だからです。


人の名前にもついたりします。
"The Mr. Green?" 「あの有名なグリーンさんのこと?」
といった具合です。


【ポイント2】"nowhere"は「どこにもない」ということ以外の使い方がある。


特に後に"near"をつければ、
a long way from a particular place   (ロングマンより)
一定の場所からとても離れ散ること


という意味になります。


もうひとつよく使われる表現は、
"out of/from nowhere" です。


happening or appearing suddenly and without warning  (ロングマンより。 例も。)
前置きなく急に起こったり現れたりすること

(例)

From out of nowhere he asks me to marry him!
突然、結婚してなんて言うのよ!


Englishラボのらぼです。