らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

174. ということは、彼はメールを見たってことだな。

Scenario: 地元でテレビ番組の取材があるということを聞いた。友人の好きなタレントがレポーターとして来るらしい。平日なので来れないだろうなと思ったが一応メールで知らせてやった。何の返事もないので、忙しいんだなと思っていたが、当日取材のレストランの前に行って見ると、もうすでに最前列でカメラを構えていた。


「ということは、彼はメールを見たってことだな。」



 "I take it he got my mail."


【ポイント】"it"には形式目的語の用法があります。


形式主語の"it"は、結構広く使われています。
It was lucky that he passed the test. (彼がそのテストに合格したのは幸運だった。) 



の"It"は、that以下の内容を一応仮に"It"と置いておいて、後でその内容を述べる形です。仮主語とも呼ばれています。
That he passed the test was lucky.  では、主語が重すぎますから・・・。



そしてさらに「形式目的語」という働きもします。
学校のテキストによく出てくるのは、



I found it hard that he passed the test. (彼がそのテストに合格するのは大変だとわかった。)といった例です。


学校では習わないけれど、よく使われる形に、


"take it that ~"
があります。

「that以下と受け取る、思う、解釈する」
ということになります。thatは省略できます。

I take it that you and your husband had a lot to talk about.
ご主人とずいぶん話し合ったようですね。


学校では、イディオムとしてそのまま覚えさせられた、


"rumor has it that~"
もこの形です。この形も"that"の省略が可能です。
「うわさでは、~のようだ」という意味で、会話でもよく使われます。


Rumor has it that she is dating Tom. : うわさだけど、彼女はトムと付き合っているらしい。


Englishラボのらぼでした。