らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1582. 私も、子供に申し訳ないって思ってばかりよ

Scenario: 離婚して子供を育てている。母親として、あれもしてやりたい、これもしなくちゃと思って頑張っているつもりだが、仕事との両立がなかなか難しくて悩んでいる。友人に話すと友人がこう言った。


「私も、子供に申し訳ないって思ってばかりよ。」




"Maternal guilt is what I do best."



【ポイント1】"maternal guilt"とは?


"maternal"は形容詞で、日本語では、「母性的」、「母性の」と表現される単語です。父親に関しては、"paternal"になります。


"guilt"は「罪」です。


今日のフレーズにある、"maternal guilt"は。「母性罪悪感」と訳されることもありますが、単なる「罪」ではなく、罪を認識することで、「母親なんだから、子供に対してはこうしなければならない」といった文化的基準に自分を照らし合わして、自分は不十分だと認識することです。


「罪の意識を感じる。」は、


have guilt
feel guilt
have a feeling of guilt
have a sense of guilt 


と表現します。
「~に対して」を付ける時は、この後に、"about ~"を付けます。


Don’t you have any feelings of guilt about leaving David?
デビッドと別れたことに罪悪感はないの?


I had a feeling of guilt that I didn't see Mum and Dad as often as I should.
パパとママにあまり会いに行かないという罪悪感があった。


日本語では、「罪悪感」の代わりに、「気がとがめる」や、「後ろめたい」、また、「申し訳ない」、「悪いと思う」などの表現があります。


英語で、"feel guilt"と同じ意味として、"feel bad"がよく使われます。
また、"feel guilty"のように、形容詞の"guilty"も使うことができます。



【ポイント2】副詞の"best"の使い方。


副詞の"best"は"well"の最上級です。


"what I do best"で、「自分が最もうまくやること」になります。


今日のフレーズは「それ以上はできない」ということが伝わる、反語的な使い方です。



つまり、
「母親として罪の意識を感じるってことが最大限自分ができること。」 
→「罪の意識をを持っていながら、それ以上良いことができない」   
→「できるだけのことをやっても母親としての罪の意識をもっちゃう。」
→「どう頑張っても母親としての罪の意識をもつことになる。」


なので、結局、「子供に申し訳ないって思ってばかりいる」といった感じです。


"guilt"または、"guilty"を使って、会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「これで進めていいですか?」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。