らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

178. 妻は無事だろうなっ!

Scenario : 妻が勤めるスーパーに包丁を持った男が侵入して、従業員が何人か刺されたとニュースの速報が流れた。すぐに仕事場を飛び出して現場に向かい、そこにいる警官に叫んだ。


「妻は無事だろうなっ!」



"My wife'd better be safe."


【ポイント1】"had better"は、脅しに近いニュアンスを含む場合がある。


学校で習う文法のテキストでは、「~したほうがいい」という訳が付いている場合がありますが、状況によっては、「そうしないと大変なことになるよ」とか、「そのほうが身のためだ」、あるいは「そうじゃないとタダじゃすまさないぞ」といった、時に警告に近いニュアンスになることがあるので、気をつけましょう。


You’d better keep your mouth shut about this.
このことは言わない方がいいよ。
このことを口外するんじゃないぞ。
このことをしゃべったらタダじゃすまないぞ。
このことは言わない方が身のためだ。


などなど。。。


今日の例は、"safe"という形容詞なので、"be safe"となり、
「妻にもし何かあったらタダじゃすまされないぞ」といった気持ちが表れています。



【ポイント2】had better"は一つの助動詞と受け取る。 


否定文にするときには、


× You had not better go.
○ You had better not go.


であることに注意しましょう。
"had better"をひとつの助動詞ととらえて、can やmayと同じ扱いにすれば違和感がないと思います。


会話では、"had"がとれて、"better"だけを使う場合がありますが、書くときは省略せずに書きましょう。


Englishラボのらぼでした。