らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1602. 人の気持ちを先読みするな。

Scenario: 2年つとめた会社を辞めた。このままこの会社にいても自分の将来が見えないからだ。現在は自分の会社を立ち上げる準備を進めている。元同僚や友人は興味本位で色々なことを聞きに来る。「大変だよな。」と言った友達にはこう言った。


「人の気持ちを先読みするな。」




"Don't second-guess me."



【ポイント】"second thoughts"とは違う、"second-guess"の使い方。


"second thoughts"と似ている、"second-guess"ですが、意味も使い方も全く違います。


"second thoughts"は名詞で、動詞は"have"を使います。


"have second thoughts"
to start having doubts about a decision you have made

自分が決心したことに疑問を持ち始めること


使い方


You’re not having second thoughts, are you?
考え直したわけじゃなかったのか?


She’d had second thoughts about the whole project.
彼女はそのプロジェクト全体について考え直していた



"give it another thought"や、"give something a second thought"という形では、単数で用いられます。意味は同じ「考え直す」という意味です。この形は多くは否定文で用いられます。


The matter didn’t seem important, and I hardly gave it a second thought.
そのことは重要ではないようだったので、ほとんど気にも留めなかった。



今日のフレーズの"second-guess"はハイフンが付いて、動詞として使います。
次の2通りの使い方があります。他動詞です。(ロングマンを参照しています。)


① to try to say what will happen or what someone will do before they do it
これから起こることや人がこれからすることをそれが起こったり、人がしたりする前に言おうとすること 


日本語の表現としては次のようなものが考えられます。


憶測する
先読みする
勝手に思い込む
勘ぐる
勝手な想像をする



使い方


I’m not going to second-guess the committee’s decisions.
委員会の決定をいろいろ憶測するつもりはないよ。


She was trying to second-guess which card he would play next.
彼女は、彼が次にどのカードを出すかを先読みしようとしていた。


Are You second-guessing your relationship?
人間関係で色々勘ぐってしまうの?




②  to criticize something after it has already happened (American English)
(米語で)すでに起こってしまったことをあとから批判すること


使い方


The decision has been made – there’s no point in second-guessing it now.
決定がなされたんだから、今さらああだこうだ言っても仕方がない。



"second-guess"を使って会話文を考えてみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「口をはさむな。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。