らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1626. 続きは後でやろう。

Scenario: 息子は将棋に夢中になっている。私に時間があるとわかるといつも相手をさせられる。今日も対戦していたのだが、途中で緊急の電話が入り、会社に行かなければならなくなった。1時間ぐらいで帰ってくるというと、息子はこう言った。


「じゃ、それから続きやろう。」





"Then, we can pick up where we left off."



【ポイント1】"pick up"の意外な日本語表現。


"pick up"の基本的なニュアンスは「拾い上げる」ということですが、日本語にすると様々な表現になります。


今日のフレーズの"pick up"には、次のような意味があります。(定義はマクミランより)


to start something again, from the point where you stopped
止めたところからもう一度始めること


目的語を置いても(他動詞)、置かなくても(自動詞)いいです。


使い方


We’ll pick up this conversation when I come back.
この話の続きは、僕が戻ってからだ。




【ポイント2】"pick up + where 人+ left off"をイディオムのように使おう。



"leave off"は、「中断する」という意味で使う句動詞です。


それに関係副詞の"where"を付けて、
"where 人+left off "とすると、「(人が何かを途中で)やめたところから(で)」


という意味になり、ポイント1の"pick up"とよく一緒に使われます。


"pick up"の他にも、"take up"や、"continue"も使えます。


「辞めたところから」という意味で使う"leave off"は、"left off"と過去形になります。


"pick up"も"leave off"も目的語を置いて使えますが、会話の中では、「続きからやる」と言えば何のことを言っているのか分かる場合が多いので、目的語なしで自動詞として使われることが多いと思います。


使い方


He picked up the story where she had left off.
彼は彼女が中断したところからその話を始めた


We’ll meet again in the morning and we can pick up where we left off.
朝、もう一度会って、前回の続きをやりましょう。



"pick up+ where 人+ left off"を使った会話文を考えてみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ワンランク上の表現---ひとことで返せる英語表現」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。