らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1629. やだ、もう寂しくなっちゃった。

Scenario: 姉が結婚してアメリカに住んでいる。コロナのこともあって、やっと先月、3年ぶりに実家に帰ることができ、1週間、姉夫婦の家族と楽しく過ごすことができた。今日がアメリカに帰る日で、空港まで見送りに行ったのだが、空港の雰囲気もあって急に寂しさがこみあげてきた。


「やだ、もう寂しくなっちゃった。」



"I miss you already."


【ポイント】"already"を現在形で使う場合。



これから寂しくなる場合の、「寂しくなるわ。」は、"I'll miss you."と未来形を使うのが普通です。"I'm gonna miss you."も同じように使えます。


"I missed  you."や、"I've missed you."は、「寂しかったわ。」で、過去には寂しかったけれど、今は会っているので寂しくない、ということを表しています。


「もう」、「すでに」の"already"は普通、完了形や過去形と共に使われます。しかし、「もう」、「すでに」という副詞は日本語でも、現在形と一緒に使っても違和感がないことがあります。


「もう、着いてるの。」
「すでに、持ってるよ。」


など、結構あります。


同様なことが、英語でも起こるのだと思います。


ロングマンでは、"already"について次のような説明があります。


● used to say that something has happened too soon or before the expected time
何かがあまりにも早く、または予想される時間より前に起こったことを言うために使われる


Is it 5 o'clock already?
もう5時なの?→ 今5時か、5時少し前。


● used to say that a situation exists and it might get worse, greater etc
現在のある状態が悪くなったり、大きくなったりするかもしれないということをいう場合に使う


Hurry up, we’re already late.
急げよ、遅れてるぞ。


今日のフレーズの


"I miss you already."


もこの説明に当てはめて日本語にすると、


●まだ別れていないのに、もうすぐ別れることが分かっているので、寂しい。
●今寂しいが、これからその寂しさがさらに大きくなるだろう。


ということになります。


言葉で表現するときは、英語にしろ日本語にしろ、伝えたいことが正しく伝わることが大事ですから、様々な表現を考えてみてね。



"already"を現在形で使った文が入った会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「その家、築150年です。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。