らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1641. 何も仲良しグループに入らなくていいのよ。

Scenario: 中学になると、特に女の子の間では仲良しグループができる。私は入学してからずっと、そんな仲良しグループには入れなかった。いつも嫌われていると感じていた。母はよくこう言った。



「何も無理して仲良しグループにはいらなくていいじゃない。」



"You don't have to be part of the pack."



【ポイント1】名詞の"pack"が表す意味。


カタカナの「パック」は日本語でも使われていますが、英語では次のような意味で使われることがあります。


a group of the same type of people, especially a group who you do not approve of
同じタイプの人の集まりで、特に自分は好ましいものとは思っていない集団のこと


「同じタイプの人の集まり」には、「グループ」や「サークル」といった言葉もありますが、"pack"を使うと、そのグループを「嫌なもの」、「感じが悪いもの」、「驚異的に感じる集団」と感じているニュアンスを表せます。特に排他的な雰囲気があり、日本語では「連中」といった表現に近い場合があります。


使い方


A pack of reporters were waiting outside.
記者の連中が外で待っていたんだ。

The whole media pack is closing in on him.

メディア全体が彼に迫ってきている。


a pack of thieves
盗賊団



【ポイント2】"part of"は、無冠詞で使われることが多い。


"part of ~"の"part"は、「~の部分」という意味で、可算名詞ですが、全体を表すものが、不可算であったり、抽象的なもの、集合を表すものであったりする場合は無冠詞の"part"が使われます。冠詞の"a"がついていないことがあります。辞書では、(a) part of somethingというように表記されています。


be (a) part of something
to be included or involved in something
何かに含まれていたり、関係していたりすること   (ロングマンより)


Falling over is part of learning how to ski.
転ぶこともスキーを学習する一部だよ。


If you decide to work for our organization, you will be part of a great team.
私たちの組織で働くことを決めたら、あなたは素晴らしいチームの一員となるだろう。


He looked like a farm worker, but seemed to be part of the family.
農場で働く労働者のように見えたが、家族の一員のようだった。



"(a) part of something"を使って、短文や会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「場所とっといてくれる?」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。