らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1667. 一緒にいたよ。

Scenario: 雨が降り続いて各地で大きな被害が出た。避難している人たちを取材していた新聞記者が、夫婦らしき二人に雨が最も激しかった時の様子を聞くと、こう答えていた。


「一緒にいましたよ。」

(このポスターはこちらから購入できます。)



"We had each other."




【ポイント1】"have"の持つニュアンス


「来てくれて嬉しいよ。」というとき、次のように言います。


(I'm) Happy to have you here.


あるいは、"with me"を付けて、


Luckily I had a friend with me who spoke German.
ドイツ語が話せる友達がいて良かった!


これらはどちらも日本語表現では、"have"を「持つ」より、「~がいる(いてくれる)」という表現をします。


She has an uncle in Tokyo.
彼女には東京に叔父がいます。


I have three children.
私には子供が3人います。


I have a dog.
犬が一匹います。/犬を一匹飼っています。


などは、よく使いますね。
ペットには、"keep"は使いません。動物の場合、"keep"を使うと、家畜として飼っているといったニュアンスになります。


今日のフレーズは、"each other"(お互い)という代名詞を使っています。


I have you. と、You have me. を"each other"で表現したもので、日本語表現でも、「私にはあなたがいる。」「あなたには私がいる。」のニュアンスと同じように、「お互いがお互いのために存在している」といったニュアンスが出せます。




【ポイント2】"together"の使い方


今日のフレーズを「一緒にいましたよ。」にしましたが、これを、


"We were together."だけだと、「僕たち付き合ってたんだ。」となります。


"We were working together."    一緒に働いていた。
"He and my father were at school together."  彼と私の父は同級生でした。


のように、動詞を付けたり、場所をつけたりすると大丈夫です。   



"We have each other."が使える会話文、あるいは短文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「私はそこまで冷酷じゃないわ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。