らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1697. 明日から高三かー。

Scenario: いよいよ明日から9月。高三になったら進学や将来のことを真剣に考えなければならない。今まであまり将来のことを考えたことはなかったが、今日は友人と将来のことをしみじみと語り合った。もう少し勉強しておけばよかったと考えながらも、過ぎてしまったことを後悔してもしかたがない。これからが高校最後の頑張りだ。



「明日から高三かー。」



"Senior year begins tomorrow."




【ポイント1】英語での学年の言い方。


学年の言い方は、教育制度が日本と違うので、


アメリカでは一般的に、小学1年~6年生は、


1st grade~6th grade


を使います。


アメリカでの中学1年~3年生は、
小学校に引き続き、7th grade、8th grade、9th grade です。


高校1~3年生は、10th grade~12th gradeになりますが、
高校2年と3年を"Junior"と"Senior"というところが多いです。


「何年生ですか?」は、
アメリカでは、
What grade are you in ?  ですが、実際には何年生かを聞くより、年齢を聞く人が多いように思います。


高校2年、3年になると、進学や就職を考えるようになるので、"Junior"か"Senior"かが大きな意味をもってきます。


大学生と間違えるような高校生もいるので、


"I'm a junior/senior in high school/college."で、「高校(大学)2/3年です。」


と区別する場合が多いです。後ろに"in high school"なのか、"in college"なのかで区別します。




【ポイント2】"start"と"begin"の使いかたに違いはあるか?



ロングマンでは、"begin"の定義が、


to start doing something
何かを始めること


となっており、


"start"の定義は、


to do something that you were not doing before, and continue doing it
やっていなかったことをして、それを続けること


となっています。どちらも、自動詞、他動詞の両方があります。


で同義語は"begin"と記載されています。


ロングマンには、"begin"の方がややフォーマルな感じがし、日常的には"start"の方をよく使うという説明があります。


また、Collins辞書に次のような記載があります。(赤字、下線部はらぼによるものです。)
こちらより)

Start has some special meanings. You don't use `begin' with any of these meanings.

startにはいくつかの特別な意味があります。beginはこれらのどの意味でも使いません。


You use start to say that someone makes a machine or engine start to work.

startは機械やエンジンをかけるときに使います。


She started her car and drove off.

彼女は車を発進させて走り去りました。


He couldn't get the engine started.

彼はエンジンをかけられませんでした


You use start to say that someone creates a business or other organization.

startは誰かがビジネスやその他の組織を立ち上げる時に使います。


He borrowed money to start a restaurant.

彼はレストランを始めるためにお金を借りました。


Now is a good time to start your own business.

今が自分のビジネスを始める良い時です。


ロングマンでは、「話し始める」ときには、"begin"を使うという記載があります。


‘Ladies and gentlemen, ’ he began. ‘I am delighted to be here.’
「皆さん」、と彼は話し始めた。「ここに来られて嬉しいです。」




【ポイント3】「~から始まる」の「から」という日本語表現に気を付けよう。


"from"を「から」と覚えていると、"begins from tomorrow"としそうですが、"tomorrow"は副詞なので、"from"は付きません。


一般的に"from"は、後ろに「~まで」("to ~")が来ることを前提とした場合に使います。


また、話し合いなどで、「君から始めよう。」という場合の「から」は"with"になります。


日本語表現では、「~で始まる」という表現になることがあります。


‘Psychosis’ begins with a P.
‘Psychosis’は"P"から(で)始まる


The festivities started with a huge fireworks display.
お祭りは大きな花火で始まりました



"begin"や"start"を使って会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「あれっと思ったんですよ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。