らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1693. それを私のせいだって言うのよ。

Scenarip: 息子の成績が落ちてきていることで、夫に私が甘やかして勉強させないからだと言われた。夫は仕事ばかりで息子の勉強を見てやったことなど一度もないのだ。友人と電話をして、つい愚痴ってしまった。



「私のせいだっていうのよ。」


"reddit"という掲示板に現れた猫ちゃん、Don't blame me!!🐱🐈🐾 I bite u because I love u 😹💖と言っていたそうです。


"He blamed it on me."




【ポイント1】日本語の「せい」とは?


「気のせい」などで使われる、日本語の「せい」はたいていひらがなで書かれますが、漢字で書くと「所為」(しょい)になるそうです。(ウィクショナリーを参照)


その定義は次のようになっています。


① 原因、多くの場合、良くない結果の原因。


この定義からすると、英語表現では、次のようなものが考えられます。


because of ~
mistake
fault


That happened because of you.
This is your mistake.
It's your fault.

② 良くないことが起こったことの責任の所在。


responsibility
be responsible


This is your responsibility.
You are responsible for this.



"blame"は上の二つの場合を含んだ日本語表現の「せい」という言い方に近いです。


"blame"の定義を見ます。(ロングマンより)


to say or think that someone or something is responsible for something bad
何か良くないことについて、人に責任がある、あるいは何かが原因であるということを言ったり考えたりすること


主語は人で物でも使えるので、使いかたも「せい」と同じです。



【ポイント2】"blame"の使いかたを知れば、様々な場面ですぐに使える。


"blame"の使いかたのパターンをまとめました。(ロングマン参照)


① 他動詞で使う。(必ず目的語が必要。)


Don’t blame me – it’s not my fault.
私を責めないでよ。わたしのせいじゃないわ。

I blame his mother. She does everything for him.

母親が悪いのよ。彼の代わりに何でもやっちゃうんだから。




② blame + A (人/もの) +for B (もの)   


Aを主語にして受動態(A be blamed for B)の形で用いられることもあります。


BのことをAのせいにする
BのことはAが悪いとする 



The report blames poor safety standards for the accident.
その報告書は、事故の原因は安全基準の低さにあるとしている。


The decision to increase interest rates was blamed for the crisis.
金利引き上げの決定は危機の原因として非難されました


Marie still blames herself for Patrick’s death.
マリーはいまだにパトリックの死について自分を責めています



⓷  blame  + A(もの )+ on + B (人/もの)


One of the computers is broken and she’s blaming it on me.
コンピューターの1台が壊れて、彼女はそれを私のせいにしています


The crash was blamed on pilot error.
墜落の原因はパイロットのミスだ。




⓸ A(人/もの)+ is to blame + for B(もの) 


BについてはAを責めるべきだ
BについてはAに責任がある(Aが悪い)


for以下を付けない場合もあります。


日常会話では、"B is A's fault " という形になることが多いです。


More than one person may be to blame for the fire.
この火災は複数の人間に責任があるかもしれない。


He was to blame for the accident. 
→ The accident was his fault.

その事故は彼に責任があった



"blame"を使って会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ウチにいていびられるよりまし。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。