らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1720. ワンランク上を目指す英語表現[47]---擬態語、擬音語の処理

病院に行って自分の症状を詳しく伝えることはなかなか難しいことです。そのときに、日本では擬音語や擬態語を使うとうまくいくことがあります。英語ではそれをうまく言おうとすると、単語を覚えなければならないことになります。


痛みの表現は、以前、こちらで扱っています。




擬音語や擬態語は無数にありますから、今日は英語の表現を中心にして、日本語を考えてみたいと思います。


日本人にとっては、「ヒリヒリ」と「ピリピリ」は違うと感じるでしょうが、日本語を中心に考えてそれとぴったりの英語表現を考えることはできません。足りない部分は、他の例えや形容詞などを使って表現することになります。



① 感覚に関する表現


"sting"⇒ 「刺す」、「チクッとする」、「染みる」、「刺すような痛み」、「ピリピリする」、「ヒリヒリする」、「チクチクする」など。


使い方


Does that sting? 
"that"が刺された跡などの場合、あるいは、薬を塗ってもらう場合など。
(傷口が)ヒリヒリしますか?/ピリピリしますか?
または、
"that"がハチなどの場合、
「それ、刺しますか?」にもなります。


玉ねぎのみじん切りなどでは・・・


Chopping onions makes my eyes sting.
玉ねぎのみじん切りしてたら目に染みた


消毒薬なら・・・


Antiseptic stings a little.
消毒薬は少ししみますよ





"sore" ⇒ 「筋肉の疲労での痛み」、 「腫れ」、「炎症による痛み」


使い方


I have a sore throat. 
のどがヒリヒリする。/喉が痛い。


My arms are sore from all the lifting.
リフティングかなりやったから腕が筋肉痛



"stiff" ⇒ (体の一部を)動かしにくい/固くなっている/凝っている/固まっている


使い方


I have a stiff shoulder/neck
肩/首、凝ってんだよね。
肩/首がガチガチなんだよ。
肩/首がゴリゴリしてるよ。
肩/首が痛いんだよ。



"a sharp pain" ⇒ キリキリ痛む/鋭い痛み


使い方


I felt a sharp pain in my back.
腰にキリキリした痛みがある。


「ぎっくり腰」は、"acute"(急性の)を付けるといいと思います。


I've got an acute low back pain (attack)
ぎっくり腰やっちゃってね。




② 動作に関する表現 


She plumped down in the chair beside him.
彼女は彼の横の椅子にどっかりと腰掛けました。


He came home and plumped/plonked his bag down on the chair.
彼は家に帰ると、バッグを椅子の上にドサッと/ポンと置いた。


He slammed the door shut.
彼はドアをばたんと閉めた。


Squeeze that drawer and pull it forward.
その引き出しぎゅーっとって前に引き出すんだよ。



⓷ 笑い方に関する表現


​She was giggling.
​彼女はクスクス笑っていた。


"LOL" means laughing out loud.
LOLってゲラゲラ笑うっていう意味だよ。
​​
Children cackle when they see a clown.
子供はピエロを見るとキャッキャッと笑う。

They sa​t in the airport lounge, smirking at travelers struggling with heavy luggage.
​空港のラウンジに座って、重い荷物に四苦八苦している旅行者をみてニヤニヤしていた。


④ 泣き方に関する表現


She is sobbing /weeping.
​​しくしく泣いている。/嘆き悲しんでいる。


She was blubbering.
​ひっくひっく 泣く/ 泣きじゃくる


She was wailing.
​ワーワー泣く
​​
Hearing he died, she burst into tears.
​​彼が亡くなったと聞いて、彼女ワッーと泣き出した。


​​A cat was mewing all night. 
猫が一晩中ニャーニャー鳴いていた。



​動物の鳴き方に対しては、その国の言語によって「どう聞こえるか」でそれがそのまま使われることが多いです。


子犬が鳴いている。⇒ 一般的にはcryが使えます。
獰猛な犬が鳴いている。⇒ 「吠える」⇒ bark

擬音語や擬態語の表現は無数にあります。
また、次の機会にとりあげたいと思います。


今日出てきた、擬音語や擬態語を使って、会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「頑張れ~!応援してますよ~!」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。