らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

200. こちらは賃貸アパートで、公園が見渡せます。

Scenario : ニューヨークで一人暮らしを始めるので、不動産屋で手頃なアパートを探している。勧められた一件で、こう言われた。


「こちらは賃貸アパートで、公園が見渡せます。」



"This is a rent-controlled apartment, overlooking the park."



【ポイント1】"rent"と"lent"を間違えない。


日本人にとって、「レ」の音は一つなので、"rent"と"lent"は同じように聞こえます。文脈から判断し、"rice"(米)"lice"(しらみ)のどちらか分からないというものは、あまり気にしなくてもいいと思いますが、"rent"は、「~を借りる」、"lent"は、"lend"「~を貸す」の過去分詞なので、混同しやすく、しっかり発音しましょう。
特に"r"のときは、始めに小さい「ゥ」を言うつもりで言うとうまくいくことがあります。「ゥレント」のように。


"rent"は、名詞では、
"the money that someone pays regularly to use a room, house etc that belongs to someone else" (ロングマンより)
他の人の所有する部屋、家などを使うのに定期的に払うお金


のことです。車にも使えます。"rent a car"のように。


【ポイント2】"overlook"(見渡す)の主語は場所がくることがほとんど。


"overlook"には、「見逃す」という意味もあります。
I overlooked something.   何か見逃した。
この場合は、人が主語になります。



もうひとつ重要な意味は「~を見渡す」ですが、日本語で意味を覚えると、人が主語になるような錯覚を覚えます。しかし、
The hill overlooks the town.
その丘に立つと、町が一望できる。



のように、場所が主語にくることがほとんどです。個人的なことではなく、誰であってもその場所に行けば、「見渡す」ことができますね。



個人的に、「見渡す」動作をするなら、
「私は丘に立って、町を見渡した。」
I looked out over the town, standing on the hill.
のように言うといいと思います。


Englishラボのらぼでした。