らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

225. すごくマズイ時にうっかり邪魔しちゃった。

Scenario : 今日は兄のガールフレンドがウチに来るらしい。私は明日の試験に向けて自分の部屋で勉強していた。お腹が空いたので、何か食べるものをとってこようとリビングのドアを開けたら、兄とガーフレンドがかなり近い距離でいい雰囲気に・・・。あ、もう来てたのかー、と思いこういった。


「すごくマズイ時にうっかり邪魔しちゃったね。。。」



"I think I walked in on you at a very bad time."



【ポイント】日本語にすると本来の訳が出てこない英語表現がある。


"walk”は、実際「歩く」という意味ですが、「歩く」という訳語が出てこないことがあります。


以前、"walk-in clinic"のことを書きましたが、「歩く」という日本語は出てきません。
コチラ
 ⇓
206. このクリニックは予約なしの外来のみなんです。


"a walk-in closet"(ウォークインクローゼット)も英語です。
こうした、"walk-in"は普通ハイフンがついて、名詞の前のみで使います。実際「歩いてはいる」のですが、日本語表現では、適当なものがなくカタカナを使って定着しています。「ウォークインクリニック」は日本にないシステムなので、説明的に表現するしかないわけです。


今日の表現の中の「ウォークイン」は、実際「歩いて入ってくる」のですが、日本語では「歩いて入る」という表現はでてきません。


普通歩いてはいるところを、走ったり、急いでいたりすると、"run in the room" 、"rush to the train”となり、動詞が副詞的に表現されて、「走ってはいる」「急いではいる」とやはり「入る」はそのまま残ります。(その他の表現もありますが。。。)


"walk in"は、”the room"をつけずにそのまま自動詞として使うことが多いです。


"You just walked in." 「(そんな時)君が丁度入ってきたんだ。」といった具合です。部屋だということが分かりきっている場合です。


それに、被害がふりかかる感じをあらわす前置詞の"on"をつけたのが今日の表現です。


ロングマンでは、"walk in on somebody"として出ています。写します。


to go into a room and accidentally interrupt someone who is doing something private that they would not want you to see
部屋に入って、人に見られたくないプライベートなことをしている人をうっかり邪魔することになること。


こんなに長い意味のことを、"walk in on him" などのように使えると便利ですね。


Englishラボのらぼでした。