らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

235. 彼あちこちから依頼が殺到してるの。

Scenario : 彼はいわゆる庭師だ。剪定から植栽、庭の設計まで手がける。彼の造った庭は、狭い空間でも広さを感じさせ、緑がいっぱいの憩える空間だと評判を呼び、依頼しても3年待ちなのだそうだ。友人も問い合わせたというが、3年待ちと聞いてあきらめたのだそうだ。



「彼、あちこちから依頼が殺到してるのよ。」



"He is in great demand."



【ポイント】なかなか厄介な"demand"の使い方を知ろう。


"demand"には、名詞と動詞があります。名詞では、「需要」、「要求」という意味で用いられています。
"in demand" で、「求められている」、「需要がある」という意味になります。
He is demanded. とは言いません。


ところが、
He is demanding. となると、「多くを要求してくる人」という意味になります。


また、動詞の"demand"は、
I demand to know what's happening. のように、不定詞を続けますが、
I demanded him to do it.(誤) のように、"want"と同じようには使えません。


この場合は、that節を使うことになりますが、that節の中では、動詞が正式な文法では原形になります。(shouldを用いる場合もあります。)
I demand that he (should) do it. です。
実際には、
I demand that he does it. でもいいようですが、日本の英語のテストでは、×になるかもしれないので、やめましょう。(正誤問題によく出ます。)
もちろん、I demanded that he did it.(誤)のように、いわゆる時制の一致のルールにも該当しません。


Englishラボのらぼでした。