らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

359. モールが近くにあるってことだしね、その家にするよ。

Scenario : 結婚して5年、子供も3歳になってそろそろ自分の家を持ちたいと思っていた。駅近くのマンションが人気らしいが、やはり一戸建てがいい。駅からは少し遠くなるが、モールが徒歩圏内という物件が気に入っので、仲介業者にこう言った。


「モールが近いってことだしね、その家にしたよ。」



"Knowing that the mall is nearby, we have decided to purchase the house."



【ポイント1】会話をステップアップさせるには、分詞構文を使う。


学校文法では、分詞構文をかなり時間をかけて教えます。何かすごい用法のような名前がついているので、聞いただけで拒絶反応がおきそうですね。。。


文法用語だけ聞くと文語表現なのかと思うと全然違う。実は会話ではとても便利に使える用法なのです。


要するに、2つの文を接続詞を使わないでつなげることができる方法があるということです。2つの文の関係が、原因と結果だったり、逆接の関係など、明かな場合に使う用法です。


しかも簡単。一方の文の動詞に"~ing"をつけるだけ。気をつけることは、2つの文の主語が同じことだけです。


今日のフレーズの、
"Knowing that...."は、「....だと知ったから」でも、「...だと知って」でも、次の文に自然に移っていけます。この部分は、We have decided to purchase the house, knowing that....というように後ろに置くこともできます。この用法なら、もうひとつ文を続けたいときに、簡単につけ加えることができます。


【ポイント2】行きつけの所には"the"をつける。


I went to the bank. は、いつも行っている近くの銀行。
I went to a bank. は、旅行先などで、たまたま見つけた銀行に入った感じ。


"the hospital"と"a hospital"も同じです。
そういえば、"bank"も"hospital"も、大抵"the"がついてるな、と思うのは、普段行っている「特定」の銀行や病院だからです。


今日のフレーズの"the mall"も家に近い、これからよく行くことになる「特定」のモールだからです。


学校は、"I went to school."で無冠詞です。それは、建物に行ったのではなく、勉強しに行った、という中身重視だからです。お祈りのために行く"church"も同様です。


Englishラボのらぼでした。