らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

363. 歩けるようになったの早かったのね。

Scenario : 息子が付き合っている彼女を初めて我が家に連れて来るという。さて、何を話す?「ご趣味は?」「ご両親はどこにお住まいなの?」「お仕事では何なさってるの?」なんて聞くと面接みたいになりそう・・・。そうだ、息子の小さいときの写真を見せよう。こういうときに、アルバムを作っておくと助かる。ま、5,6冊置いておけば1時間くらいはもつだろう。彼女は息子が初めて歩いたときの写真を見ながらこう言った。


「歩き始めたの早かったんですね。」



"Pretty young to be walking."



【ポイント】"young"は「若い」という表現がおかしいことがある。


今日の表現は主語とbe動詞がぬけています。分かりきっているからです。この場合は"He was"です。


いわゆる「仮主語」の"It is"ではありません。ではありません。なぜなら、「仮主語」というのは、不定詞以下が主語になるからです。
(It is) nice to meet you.  → To meet you is nice.
(I am) happy to see you.  × To see you is happy.
です。


不定詞の用法としては、前の形容詞にかかって、「~するには...」といったように、形容詞の程度を表しています。


ところで、"young"は「若い」ですが、「若い」ってどのくらいが「若い」のでしょう?


ロングマンでは、はっきりと何歳から何歳までと定義していません。


"a young person, plant, or animal has not lived for very long"
今まで長くいきてはいない人、植物、あるいは動物


とあるだけです。


"a young child" は正しいですが、「若い子供」という日本語は変ですね。「小さい子供」なら大丈夫。
"a single mother with two young children"
2人の小さな子供のいるシングルマザー
という例もあります。


ロングマンには、
"a small childis very young"という記述があります。
今日のフレーズでも"very"と同じ意味の"pretty"がついています。.


また、"young"をただ、"not old"と定義してもいます。


"a young man of about 22"
22歳くらいの若い男性
という例もあります。


Englishラボのらぼでした。