らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

364. じゃ、その気になったときにね。

Scenario : 中学生になった娘は、最近部活で帰宅が遅くなり、小学生のときのような母娘の会話がめっきり少なくなった。スマホで友人とおしゃべりはしているようだが、最近何を考えているのか分からなくなるときがある。ディズニーランドに誘ってみたが、どうも親とは行く気がしないらしいので、こう言った。


「じゃ、気が向いた時にね。」



"Maybe some other time, when you're feeling up to it."



【ポイント】"feel like ~ing"ばかりでなく、"feel up to ~ing"という言い方も覚えよう。


"feel like ~ing"は、「~したい気分だ」という意味で、学校英語で必ず出てくる言い回しです。ところが、口語で、"feel up to ~ing"という言い方があります。


今日のフレーズ
"when/if you're feeling up to it"
あなたがその気になった時に(なれば)


ですが、次のように使えます。


★ "feel up"と現在形にしてもいいです。


★「~する気になれない」、「~の気分じゃない」といったように、口語で、否定的に用いられることが多いです。


★ 「その力がある」、「そのエネルギーがある」といったニュアンスで、ロングマンには次のような例文が載っています。


He is scheduled to join the team in Calgary late today if his back is feeling up to it.
彼は、背中の調子が良くなってくれば、カルガリーでチームに合流する予定だ。


★ "to"は前置詞なので、動詞を続けるときには動名詞にします。
〇 I didn't feel up to going out.   外出する気分ではなかった。
× I didn't feel up to go out.


★ 相手と"it"が何を指しているのか分かっている場合が多いので、"feel up to it"のセットで使われることが多いです。 


今日のフレーズは、"Maybe"や"some other time"も一緒に使って、とても気を遣っている感じが伝わります。(画像のネコちゃんは、そうじゃないけどね・・・。もともとネコは気を遣わないか・・・。)


Englishラボのらぼでした。