らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

419. 決勝進出者には勝てないと思ってたよ。

Scenario : 娘が歌のオーディション番組の予選に通ったというので驚いていた。すると本戦でも勝ち抜き、あれよあれよという間に決勝進出となってしまった。そしてなんと優勝。決勝進出者はプロのような人ばかりだったので、こう言った。


「決勝進出者には絶対負けるだろうと思ってたよ。」



I was sure she'd lose to finalists.


【ポイント】勝ち負けに関する英語表現は意外に難しい。

"win"、"lose"は分かるけど、それをどう使うのかということです。

"I won you."? 
違います。


整理します。


"win"を使う場合


「レースに勝つ」「試合に勝つ」「選挙に勝つ」など

Who do you think will win the next election?

次の選挙、誰が勝つと思う?


He won the Tour de France last year.
彼は去年のツールドフランスで優勝した。


「1ポイント差で勝つ」


We won by just one point.
我々はたった1点差で勝った。


「勝ち取る」
How does it feel to have won the gold medal?
金メダルを取った感想は?

She won £160 on the lottery.

彼女は宝くじで60ポンド当たった。


「負けたよ。」
OK, you win – we’ll go to the movies.
わかったよ。君の勝ちだ。いう通りに映画に行くことにしよう。

"lose"を使う場合


「選挙で負ける」「試合に負ける」「口論で負ける」


They played so badly they deserved to lose.
全く調子悪かったから負けても仕方なかった。


Klinger lost his seat in the election.
クリンガーは選挙で議席を失った。


Arkansas just lost three games in a row.

アーカンソーは連続して3試合負けた。


「~に対して負ける」


Freddie died in 1982 after losing his battle against AIDS.
フレディーは1982年、エイズとの戦いに負けて亡くなった。


Don't lose to kids.
子供を相手に負けるなよ。


"beat"、"defeat" を使う場合
同じ意味で使えるが、"beat"は口語的で"defeat"は堅い言い方。

「~を負かす」、「~に勝つ」


Brazil were beaten 2–1.   (two-t-to one)


ブラジルは2対1で負けた。


Labour easily beat the Conservatives in the last election.

労働党は先の選挙で保守党をたやすく破った。


I beat him more often at pool than he beats me.
プールでは彼より私のほうが何回も勝っている。



今日のフレーズの補足:
"she'd"=she would
で、"I was sure"の過去に合わせて、"will"が"would"になった形です。


Englishラボのらぼでした。
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