らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

433. 紙で指、切っちゃった。

Scenario : 資源ゴミの回収があるので、まとめていたとき、広告を新聞紙から抜こうとしたら、指に痛みを感じたので見ると血がにじんでいた。すぐに絆創膏を貼ったのだが、友人がその指を見て、「指、どうしたの?」と聞いたので、こう言った。


「紙で切っちゃったの。」



"I got a paper cut on my finger."



【ポイント】日本語で言う場合、「紙で指切った」の主語は何?


「髪を切った。」は、
「美容院に行って髪を切ってもらった。」

"I got my hair cut."と言い、"get"が使役動詞という説明ができます。


"haircut"と一語にして、
"I got a haircut."と言うこともできます。そのときは不定冠詞を使います。


今日のフレーズでは、
"I got a papercut."と"papercut"にすることもできます。
しかし、
"I got my papercut."、"I got my paper cut."ということはできません。そこが「髪を切った」と違うところです。


"paper"は"hair"と同じく、不可算名詞なので、所有格はつきますが、不定冠詞の"a"はつきません。(髪の毛一本なら"a hair"ですが・・・。)
また、「指を切った」わけで、「指をきってもらった」わけではありません。


"get"を使役動詞でなく、普通の「得る」というニュアンスで使っているものと考えましょう。


"a paper cut"という表記と、"a papercut"の表記の両方あります。" a paper-cut"とハイフンを入れた例もありましたが、少ないです。


Englishラボのらぼでした。