らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

434. なかなかの履歴ですね。

Scenario :  就職活動でいくつか面接を受けた。今日は最も希望している会社の面接で、とても緊張したが、履歴書を見た面接官が次のように言ってくれたので、少し気持ちが落ち着いた。


「なかなかの履歴ですね。」



"You've got quite a resume."

【ポイント】語順に注意の「前決定詞」。


文法用語というのは、とても堅苦しい感じがしますが、日本語の、「その」や「この」、「私の」などは、名詞の前に置くもので、英語では"determiner"(決定するもの)つまり、日本語では、「決定詞」と呼ばれています。


「前決定詞」というのは、その決定詞の前に置くもので、代表的なものとしては、



both
half
all


これらの単語は、名詞に決定詞が付いていれば、その前に置くということです。決定詞がなければそのまま名詞の前に置いてもよく、そのものが決定詞となります。


その男の子両方共 → both the boys
両手 → both hands


子供はみんな、泳ぎ方を教わるべきだ。→ All children should be taught to swim. 
私のこどもはみんな → all my children


I’ve only read half the story.   → 話の半分しか読んでいない。
✗ I’ve only read the half story.


今日のフレーズの"quite"もそんな「前決定詞」の仲間として使う用法があります。


It took quite a long time to answer the questions.  (ロングマンより)
✗ It took a quite long time.


形容詞が付いていることが多いですが、今日のフレーズのように、名詞だけでも同じです。
He is quite a person.   彼はなかなかの人ですよ。


日本語でも、はっきり形容詞をつけないで強調する、「なかなかの~」という表現がありますね。それです。


Englishラボのらぼでした。