らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

468. 送迎付きです。

Scenario : 母がデイサービスを利用することになり、評判のいい施設を探している。担当のケアマネージャーさんに、送迎サービスがついている所を希望していることを伝えると、早速パンフレットを持ってきてくださって、こう言われた。


「ここは送迎してます。」







"They have a courtesy van."


【ポイント1】"courtesy"という単語には、"polite"以上に敬語的な響きがある。

ロングマンの定義は次のようになっています。


"courtesy"

polite behaviour and respect for other people

礼儀正しい態度や他人に対する尊敬の念


この定義にあるように、単に"polite"だけでなく、"respect"の気持ちが重なっているからですね。
日本語の「敬語」にも「敬」(うやまう)という漢字が付いていますね。日本人は昔から敬語を使うということは、相手に対して形として礼儀正しくするだけでなく、相手を敬う気持ちを日常的にもっているということを漢字が表しています。


この単語は、特に次の使い方が多いです。


"(by) courtesy of ~"  ~のご厚意により


これはデータや、写真、記事などの情報を使う場合、それが著者や情報元の許可を得て行なわれていることを示します。"according to ~"はよく使われますが、"courtesy”を使うと、感謝を表して、情報元に対する尊敬の念を示すことができます。



【ポイント2】「~させていただく」感覚の「送迎」に"courtesy"を使う。


ただ、「途中で拾って、希望の所で降ろす」なら、
"pickup and drop-off service"でいいです。


ホテルや施設など、「お客様をお連れする」感覚があるものに使われます。
自分が頼んだものや、子供に対しては、普通に、"pickup car/bus/taxi"が使われています。"pickup"だけなら、「拾う」だけ、降ろすには、"drop-off"を付けます。


"a courtesy van"
"a courtesy bus"
"a courtesy transportation" (送迎車)
"a courtesy coach"
"a courtesy car"



など、車によって様々な表現があります。
ついでながら・・・
「お抱え運転手」は"a chauffeur"(ショウファ)といいます。


Englishラボのらぼでした。