らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

467. 一番おいしいとこは最後にとっとくの。

Scenario : 外出自粛で、カフェやレストランに行けなくなった。お家でカフェ気分と思ってケーキをネットで注文した。娘が上に乗っているチョコレートの飾りを避けて食べているので、嫌いなのかと聞くと・・・。


「一番美味しいとこは最後にとっとくの。」




"I save the best for last."


【ポイント1】様々な場面で使えるひと言を覚えよう。


英語の"the best"は、日本語で表現すると、何を指しているかですべて表現が変わります。
食べ物なら、今日のシチュエーションのように、「一番美味しいとこ」が考えられます。


スポーツなら、命令文にして、

"Save the best for last!"
と言えば、「お前の一番いいプレイは最後に見せてやれ!」といった応援メッセージに。
最初から速いスピードで飛ばすランナーには、同じフレーズで「始めからあまり飛ばすなよ!」というメッセージになるでしょう。
場面によっては、
「最後の切り札としてとっとけ!」
という表現もできますね。


パーティーなら、何かつまらない、盛り上がらない雰囲気で、帰ろうとする友人に、
"I save the best for last!"を使えば、「最後にお楽しみがまってるよ!」と引き留めるひと言になったりします。



【ポイント2】無冠詞の意味。

"the best"には定冠詞の"the"がついています。最上級の"the"で、「特定のもののなかで一番いいもの」という意味です。


"last"には"the"がついていません。この"last"は前に"for"が付いていますから「最後」という名詞で、数えられない「抽象名詞」になります。

"at last"(ついに、最後に)と同じです。



Englishラボのらぼでした。