らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

454. そんなに逼迫(ひっぱく)してるの?

Scenario : 先日スーパーにいったら、まさかと思ったが、除菌シートが全くない。除菌スプレーもだ。マスクや人工呼吸器も足りないということで、改めて日常ではない怖さを覚えた。トイレットペーパーもだと聞いて、驚いた。


「そんなに逼迫(ひっぱく)してるの?」



"Is it really that dire?"


【ポイント1】会話では"that"は「そんなに~」という意味の副詞で使える。


"that"は、「その」という意味で名詞の前に置いて使うことは学校で習いますが、日常会話では、"long"や、"big"などの形容詞の前に置いて、驚きの感じをこめて、使うことがあります。


The movie wasn't that good.  その映画はそんなに良くなかった。


といったように、否定で使うと「それほどでもない」という感じが出せます。


【ポイント2】日本語の意味を正しくとらえよう。



コロナウィルスに関する報道で、「~が逼迫(ひっぱく)している」という表現をよく聞きます。普段はあまり使わない言葉です。「とても状態が悪い」という意味で使います。


"dire"も同じで日常生活でよく使う言葉ではありませんが、
ロングマンの定義では、
"extremely serious or terrible"となっているので、日本語の「逼迫している」とほぼ同じと考えていいでしょう。


warnings of dire consequences        逼迫した状況の警告
The situation is dire.     状況は逼迫している。


のように使い、何かに「困窮している」という意味では、"be indire of ~”という表現もあります。


They are in dire need of facial masks.
彼らにはマスクが緊急に必要だ。
マスクが全然足りない。


She is in dire need of fresh air.
彼女には新鮮な空気が今すぐに必要だ。


Englishラボのらぼでした。