らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

476. それのどこが面白いの?

Scenario : 外出自粛で家でビデオや動画を見る時間が増えた。高齢の母と一緒に人気の漫才師の動画を見ていたが、私が笑っても母はただ見ているだけど。そしてひと言こう言った。


「それのどこが面白いの?」




"Where's the fun in that?"


【ポイント】"fun"は元来名詞だが、形容詞もある。


"fun"は元来名詞でした。
なので、「とても面白い」というときは、


○   It's a lot of fun.
× It's very fun.


比較級は、
○ more fun
× funnier    (俗語として使う人はいますが、ライティングでは推奨されません。。。) 


"fun"が、元来名詞であったため、
× It's very fun.
とは言いません。"very"は後に名詞をおいて「まさにその~」という意味になるからです。

I'll start at the very beginning.  全くの最初から始めます。


しかし
”a fun sport"
"a fun movie"
"a fun day"
のように形容詞として使われるようになり、現在、ロングマンでも「形容詞」として載っています。(名詞の例よりずっと少ないですが・・・。)
ですから、"fun"(たのしい)を強調するときは、"very"ではなく、"really"を使います。


「それすごく面白いよ。」
× It's very fun.
○ It's really fun.


Oh yes, I know Eddie - he's a really fun guy.   (ロングマンからの例です。)
ああ、エディなら知ってる。彼実に楽しい奴だよね。


【ポイント2】話の流れで、日本語にすると全く違う表現になることがある。


今日の画像での、"Where's the fun in that?"は、
「それのどこが面白いの?」がぴったりだと思いますが、


ドラマを見ていて、結末が知りたくなって、それを知っている友人に、「犯人は〇〇でしょ?」と聞くと、友人はこういうでしょう。
"Where's the fun (part) in that?"
「それ言っちゃったら、全然おもしろくないでしょ!」



Englishラボのらぼでした。