らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

501. これでおあいこね。

Scenario : エイミーは彼氏が他の女性と映画に行ったということを知り、激怒している。先日、エイミーは他の男性と食事に行って今度は彼にとがめられたのだが、こう言った。


「これでおあいこでしょ。」




"Now, we're even."


【ポイント】"even"を形容詞で使う。


"even"というと、副詞の「~でさえ」と強調するときに使うことが多いと思いますが、形容詞もあります。


イメージとしては、「平らであること」です。そこから、状況によって次のような日本語表現が考えられます。


"We're even."で考えられる日本語表現。
 ⇓
公平だ
均一だ
対等だ
貸し借りがない
同点だ


今日のような状況で、「おあいこ」という表現になるときは、会話のみで使ってください。日本語でも「おあいこ」という言葉は正式な言い方を求められる場合に使いませんが、それと同じです。


穏やかではない状況では、次のような表現もあります。


"Don't get it even!" 仕返しようと思うなよ!


I’ll get even with him one day. いつか彼に仕返ししてやるわ!


つまり、
to do something unpleasant to someone to punish them for something that they did to you 
何かされたことに対して、罰するために何かいやなことを(仕返しとして)すること


です。(ロングマン定義より)
よく「借りを返す」という表現をすることがありますが、状況によっては、日本語の場合、嫌なことについてばかりではありません。内容が悪いことでも、良いよいことでも、


"I owe you one."


と言うことができます。何か、有難いなと思うことを友達からしてもらった時に、"Thank you."の代わりに使ってみたらどうでしょう。


"You owe me one."となると、「一つ貸しだぞ。」とか、「借りは返せよ。」と言うことがあります。


Englishラボのらぼでした。