らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

521. ちょっと興味あってね。

Scenario : コロナウィルス感染の流行で、2か月近く休館していたジムが再開した。多くの会員が押し寄せるのかと思ったら、ガラガラだった。レッスンプログラムも随分様変わりしていた。すべてのレッスンでマスクをつけなければならず、有酸素系のレッスンは酸素不足になりそうだ。新しくボディコンディショニングのクラスができたようなので、出てみることにした。どんなことするのかな・・・?


「ちょっと興味あってね。」




"Just out of my curiosity."


【ポイント】"interest"と"curiosity"、
"interested"と"curious"の違い。


まず、名詞の"interest"と"curiosity"について。


ロングマンでは、それぞれ次のように書いてあります。(例もです。)


"interest"
if you have an interest in something or someone, you want to know or learn more about them
それについてもっと知りたい、あるいは学びたいと思うこと

I’d recommend this book to anyone who has an interest in jazz.
私はジャズに興味ある人誰にでもこの本を勧めたい。


"curiosity"
the desire to know about something
ものについて知りたいという欲求のこと

Children have a natural curiosity about the world around them.
子供は自分の周りの世界に自然に興味(好奇心)を持つ


日本語ではどちらも「興味」と言ってもいいのですが、"interest"の例で、


「私はジャズに好奇心のある人誰にでもこの本を勧めたい」というのは不自然です。


どこに違いがあるのでしょう?


"interest"は、すでに少しはそれが何だか知っていて、「面白そう」と思っているからもっと知りたい。。


"curiosity"は、それが何か知らないので、「一体それは何なんだ?なぜなんだ?」と思って知りたがっている。




さらに、形容詞の使い方で見てみましょう。


"be interested in"


① giving a lot of attention to something because you want to find out more about it or because you enjoy it 
何かに大いに注目している、なぜならそれについてもっと理解したい、あるいはそれを楽しんでいるから

I’ve always been interested in music.
私はずっと音楽に興味を持っている。(音楽が面白いと思っている。)


if you are interested in doing or having something, you want to do it or have it
何かをしたい、あるいは持ちたいと思うこと

I’ve got a spare ticket for the opera, if you’re interested.
興味があるなら(行きたいなら)、オペラのチケット余分に持ってるよ。



"be curious"


 ①wanting to know about something 
何かについて知りたいと思うこと



He was curious about how she would react.
彼は彼女がなぜあんな反応を示したのか(分からなかったので)知りたかった。


strange or unusual
不可解なこと、あるいはいつもと違うこと



It’s curious that she left without saying goodbye.
彼女がなぜさよならも言わずに去ったのか、不可解だ(おかしい)。



日本語でも英語でも、言葉のニュアンスというのは、例文をみて使い方を知るとなんとなくわかるものです。


また、辞書で定義を確かめると、自分の説明したかったことが簡潔に分かりやすく書いてあるので、「なるほどね~!」と思うことがあります。


Englishラボのらぼでした。