らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

525. 中途半端で止められない。

Scenario : 夏が近づいて、庭の花々も元気だ。同時に草もどんどん伸びるので、今日は朝から草取りだ。やりだすと、あっちもこっちも気になってなかなか終わらない。夫が「もうきょうはその辺でいいんじゃない?」というのだが、やりかけたら最後までやってしまいたい。


「やっちゃわないと嫌なの。」





"There's no doing this halfway."


【ポイント】動詞だけど名詞として扱うのが動名詞。


動名詞は、英語では、"gerund"(ジェランド)とか、"verbal noun"(バーバルナウン)とか言います。


文の中の動詞は、接続詞でつながない限り、一つだけです。ところが、日本語で考えると、


「この記事読んだの、覚えてるよ。」と言ったように、動詞が2つあるように思えるものがあります。


「この記事、読みました。」+「それ覚えてます。」とすると、2つの文を接続詞でつなぐことになります。


I read this article.  +(and)  I remember that.


主語が同じ場合、これを合体して、


I remember reading this article. にすることができます。


「この記事を読んだことを覚えている。」となって、


「読んだ」が「読んだこと」になります。「こと」を付けることで、動詞の「読む」が名詞化したのです。


I like walking.  と、I like coffee.  を見ると、"walking"(歩くこと)は、"coffee"と同じ位置に来ていますね。これは"walk"という動詞が名詞化して、動名詞になっているからです。


このパターンは、前置詞の後でよく起こります。前置詞の後は必ず名詞なので、


I'm looking forward to seeing you.  (お会いできるの/ことを楽しみにしています。)


の"to"は、「~に向かって」という前置詞なので、"seeing"という動名詞にします。


× I'm looking forward to see you.


○ I'm good at cooking.
× I'm good at cook.


○ Thank you for coming.
× Thank you for come.  


Englishラボのらぼでした。