らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

539. ちゃんとやらなきゃ意味ないよ。

Scenario: アメリカ人のほとんどはお風呂に入らず、毎日シャワーをするという。しかし、お風呂が大好きという私の友人は週末に必ずお風呂タイムを持っているのだという。しかしそれは日本のお風呂の入り方と全く違っていた。彼女はこう言った。


「お風呂は、正しく入らないと意味ないからね。」



"There's no point taking a bath unless you do it right."



【ポイント1】"There's no point ~ing..."はイディオム扱いしないほうがいい。


もはや外来語の域を超えて日本語としての地位を得ている「ポイント」というカタカナ語。日本語でも様々な意味で用いられていますね。あなたはいくつ挙げられますか?


英語でも同様で、ロングマンで確認すると、14通りもありました。イディオムを含めると、25通りの使い方が紹介されています。


学校の英語の授業で出てくる、覚えるべき構文やイディオムの中に、"There's no point ~ing"があって、「~しても意味がない」、「~しても無駄だ」と書いてあります。


ところが、ロングマンでは、これをイディオムとして扱っていません。
そもそも、
There is no point ~ing.....


としていますが、


There is no point in ~ing.....    の "in"が省略されたものです。


"in ~ing"で、「~する際(時)に」なので、
「お風呂に入る時に、もし、-----しなければ、pointが全くないよ。」


と言っているわけです。


さて、その"point"ですが・・・


ロングマンの例文で、
"There's no point of worrying."が載っていたのですが、
その"point"の定義は、


the purpose or aim of something
目的あるいは目標


でした。

この定義に沿って、"There's no point of taking a bath."を日本語にすると、


「何のためにお風呂に入るのか分からない。」になります。


   そこから


「お風呂に入る意味がない。」
「お風呂に入っても無駄だ。」


につながっていたのですね。


さて、アメリカ人にとって、お風呂に入る目的とは・・・


それがわかる、次のようなサイトがありました。



アメリカ人のいう、「正しいお風呂の入り方」は、


油温は37度。
指がふやけてきたら出る。
背中や足までとどく、ブラシを用意。
入浴剤(アロマオイル)を入れること。
リラックスできる雰囲気を作る。(キャンドルなどを置いて)
湯上がりにはふわふわなタオルが必須アイテム。


目的は、「リラックスするため」のようです。
日本人も多分同じなのに、随分お風呂でのリラックスのしかたが違うのですね。


  

Englishラボのらぼでした。