らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

626. 電源切って、もう一回入れてみれば?

Scenario: 今日はコンピュータの調子が悪い。動作が遅くて、仕事がはかどらない。同僚にそういうとこう言われた。



「電源切って、もう一回いれてみれば?」




"You could just unplug it and then plug it back on."



【ポイント1】"shut down"と"unplug"の違い。

「コンピューター」など主な機器では、


turn on/off a/the computer
switch on/off the computer


がよく用いられます。


「シャットダウン」するは、日本語でよく使われますね。


shut down the computer
shut the computer down


と使えますが、もともと"shut down"は、大きな機械に対して使われていたようです。


"shut down"
if a company, factory, large machine etc shuts down or is shut down, it stops operating, either permanently or for a short time
操作を永久に、もしくは短時間止める(操作が止まる)ことで、会社や工場、大きな機械に使う


Nuclear reactors are shut down.  (原子炉がシャットダウンする)のように使われているのですが、コンピュータ機器は小さいけれど、インターネットなど大容量のものを使っているので、"shut down"が一般的に使われています。


今日のフレーズでは、ただ、コンピューターのボタンを押したりシャットダウンをクリックするのではなく、「プラグを抜く」、「電源を元から切る」ということになります。


そのときは、"unplug"を使うときちんと指示が伝わりますね。


「コンセントを抜く」は誤用です。
「コンセント」は壁に付いている、プラグを入れる穴のことで、英語では"outlet"です。
日本語では、「入れる」イメージですが、"outlet"と"out"が付いているのは、電気がそこから「出てくる」からです。


「アウトレットモール」の「アウトレット」も、「在庫としてたまっているものをそこから出す」イメージですね。



【ポイント2】動詞の"plug"の意味。


"plug"の動詞の意味は、ロングマンでは次のように書かれています。


"plug (up)"   verb 

 to fill or block a small hole

小さなあなを詰める、もしくはふさぐ




We used mud to plug up the holes in the roof.
昔はよく屋根にあいた穴をふさぐのに泥を使っていた。



鼻の穴にティッシュを詰めたりするときも"plug"が使えます。(^_^)


"plug"は日本語ではほとんど名詞として使っていますが、英語でも、"plug"は名詞として結構幅広く使えます。


「耳栓」は"ear plugs"ですね。”nose plugs"は、鼻の穴をつめるもので、"nose clips"は、シンクロの選手が付けているような、鼻をはさんで使うものです。


鼻血にはこれ。"nose bleed plugs"です。




Englishラボのらぼでした。