625. 才能が無駄になるのはもったいないよ。
Scenario : クラスにモノマネがすごくうまいヤツがいる。芸能人のモノマネだけでなく、自分たちの先生のモノマネをして、いつもクラスを和ませてくれる。大学に進学し、どのような道を進むにしても、彼にはエンターテイメントの才能があることを忘れて欲しくなかったのでこう言った。
「才能を無駄にするのはもったいないよ。」
I hate to see your talent go to waste.
【ポイント1】知覚動詞とは?その使い方を身に付けよう。
知覚動詞というのは、
視覚 見る
聴覚 聞く
触覚 感じる
味覚 味がする
嗅覚 臭いがする
に関係する動詞のことです。
視覚と聴覚について最もよく使われるので、「見る聞く動詞」と言われることがあります。
「~が〇〇するのを、見る(聞く)」というとき、
〇〇のところには、動詞が来るのですが、その形は3通りあります。
原形
~ing形(現在分詞形)
過去分詞形
どの形になるかは、その動作をする人との関係で決まります。
I saw him leave a few minutes ago. 彼が → 出て行く (動作が終わっている)
I saw Tom working in the office. トムが → 働いている (進行中)
I saw a car stolen. 車が → 盗まれる (受け身 ~される)
I heard my name called. 名前が → 呼ばれる
【ポイント2】 知覚動詞の訳し方と、that節が来たときの訳し方について。
学習者からよく聞かれる質問です。
質問1.
I saw a man running away.
を日本語にすると、
「私は一人の男が逃げていくのを見た。」だが、
「私は逃げていく一人の男を見た。」とすると間違いなのか?
解説1.
"running away"が"a man"を修飾しているのではないか?ということですね。
それでも構いません。
日本語の2通りの訳で、どのような違いを感じますか?そこで感じる違いがそのまま英文でも同じです。
「男が逃げていく」その場面を見たのか、
「逃げる男」、その人間を見たのか、
の違いです。
質問2.
I saw a man running away.
を
I saw (that) a man was running away.
としても良いのか?
解説2.
日本語で、「私は一人の男が逃げたということを見た。」とすると不自然なのと同じで、英語でもそういう言い方をしません。
しかし、"see"には、「理解する」という意味もあるので、
I see why he was running away.
私は彼がなぜ逃げたのか分かります。
のように、"see"を"understand"(理解する)という意味で使えば、節をもってくることができます。
I heard (that) my name was called. の場合も、節が続く場合の"hear"は、「~ということを(誰かから)聞いた」となり、
「私は自分の名前が呼ばれたということを(人から)聞いた。」となります。
また、「~ということを(うわさに)聞いた」といった意味になることもあります。
"I heard a typhoon is coming."
台風が来るって聞いたわよ。
他の知覚動詞も、同じです。動詞を置き換えて考えて見てくださいね。
Englishラボのらぼでした。
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