らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

651. 彼と組むわ。

Scenario: 次回の企画では、同僚と組んでやることになった。日頃から気のあう彼と組もうということになり、ボスにこういった。


「私、彼と組むことにします。」




"I'll team up with him."



【ポイント】"up"を付けて、動詞を「盛り上げ」よう。



今日のフレーズでは、二人で組むという場合を強調するなら、"pair up with him"でもいいです。



"up"には、


前置詞
副詞
形容詞


があります。


前置詞の"up"は、後ろに名詞がつきます。


I climbed up the hill.  その丘の上の方へと登った。


のように、「丘の上の方へ」と後ろに来る名詞に対する方向を示します。


副詞の"up"は、動詞を修飾します。ですから、後ろに名詞が来ません。修飾語(時や場所などをあらわすもの)が付くことがあります。


He woke up.
I wake up at 7 o'clock.  


形容詞として使われる場合は、主にbe動詞の後に置いて、様子を表します。


Time is up.   時間です。


今日のフレーズの"up"は副詞です。"with him"が修飾語として付いている形です。


副詞はあくまで修飾語なので、省略することはできますが、慣用的に(または句動詞となって)常に動詞について用いられるものがあります。"up"は動詞の意味に


「上の方に」
「近づいて」
「直立して」
「進行して」
「完全に」
「終わりで」


と言ったニュアンスをつけ加えます。


例  (ロングマン参照)

Everyone stood up for the national anthem.

国歌が流れ、誰もが立ち上がった

Mick turned his collar up against the biting winds.

ミックは身を切る風に襟を立てた


We’re driving up to Chicago for the conference.
我々はその会議に出席するためにシカゴへ向かっている。(北へ向かっている)


Violent crime went up by 9% last year.
犯罪率が去年9%上がった


After a month, the wound had almost healed up.
1ヶ月して傷はほとんど完全に治った


Caroline looked up and laughed.
キャロラインは見上げて笑った。


その他、"up"が句動詞として動詞の意味を強調したり、方向を表したりするものを挙げておきます。


pick up
throw up        
use up
eat up
finish up
set up
clean up
fix up
break up


これらは、一つのまとまりで動詞として使われ(句動詞)目的語をとることもできます。
目的語が代名詞になるときは、動詞とupの間に置きます。


I'll pick him up.
I'll set it up.


といったように。


Englishラボのらぼでした。