らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

688. あと、ヨロシク。

Scenario: 会社で仕事中、取引先から電話があり、納入した機械がうまく動かないという。すぐに来て欲しいということなので、一緒に仕事をしていた同僚にこういって出かけた。



「あと、頼むね。」



"I'm gonna leave you to it."



【ポイント1】"leave you to it"と、"leave it to you"の違い。


I’ll leave you to it.
僕は行くけど、君はやってること続けてて。


I'll leave it to you.
それを君に預けるよ。


ということです。


この2つのパターンは、日本語で表現すると、どちらも、「あとはやっておいてね。」、「あと頼むね。」、「あとはよろしく。」でいいかもしれまうぇん。


ただ、"leaveyou"のほうは、「今まで一緒にやっていた」ということがわかります。
次の例では、「今まで一緒にやっていた」とは限りません。


Leave it to me.
それは私がやっておきます。


I’ll leave it to you to decide.
決定するのはあなたにお任せします。


She leaves it to the reader to draw their own conclusions.
彼女は結論を出すのは読者だとしている。




【ポイント2】日本語に出てこない"leave"の使い方。



"leave"という単語は、基本的なニュアンスは、"go away"(離れる)というものです。

どんな状況で、後ろに何を続けるかで日本語の表現が全く違ってきます。


例をあげながら、日本語の表現と比較してみます。
(一部ロングマンの例を利用しています。)


I'm leaving for Tokyo.   これから東京に向かいます。


I left the job. 仕事辞めました。


I left for work.   仕事に出かけた。


He left work early.  早退した。


Never leave children playing near water.  子供を水辺で遊ばせたまま放っておいちゃだめ。


Leave me alone.    構わないで。放っておいて。


She left school.     学校をやめた。卒業した。


I left my kids with Grandma.    子供をおばあちゃんにあずけた。


 I left the keys inside カギを中に置き忘れた。


He left his family behind  単身赴任している。


You’ve left your lights on.  君は部屋の電気をつけっぱなしにしていた。


She left a message on his answerphone.  留守電にメッセージを残した。


Can you leave me some money?  いくらかお金置いてってくれる?


Leave the dishes. I’ll do them later.  お皿は置いといて。後で洗うから。


So much had been left undone.   仕事がたくさん残っていた。


I want to think about it. Can I leave it for now? 考えたいから、返事はあとでいい?


Let’s leave it at that for today.  今日はこのくらいにしておこうよ。


In his will, he had left all his children a small sum of money.
遺言の中で、彼は全ての子供たちに少額のお金を残していた。


Leave it with me, I’ll fix it for you.    それは僕に任せて。僕が直してあげる。



Englishラボのらぼでした。