らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

696. 指折り数えて待ってます。

Scenario: 2年の単身赴任を終えて、年末には我が家に帰れることになった。新年を我が家で過ごせるように引っ越しの準備を進めている。昨日、妻に電話で伝えると、こういっていた。


「指折り数えて待ってるわ。」




"I'm counting down the days."



【ポイント】「カウントダウン」の使い方。

年末のイベントでよくあるのが、新年までの「カウントダウン」です。


今日のフレーズにあるように、動詞で使う場合は、"count down"と2語になります。
次のような意味になります。(マクミランからです。)


"count down"
to wait for something to happen, usually noticing every day or moment that passes until it happens

一般に、待っていることが起こるまで、過ぎる日を一日一日確認したり、過ぎる時間を意識したりして、その時を待つこと

We are counting down the days until the end of the exams.
試験の終わりまでの日数を数えている。


今日のフレーズの"count down the days"には、「指折り数える」という日本語表現を当ててみました。「待っている」ことを強調する表現だからです。しかし、実際に"count down"は"down"がついているので、数を逆に数えるように思いますが、英語の定義でも「待つこと」が強調されていて、必ずしも数を逆に数えるということではないようです。(もちろん逆に数えることもあります。)


使い方は、
人+count down the days/hours/minutes/seconds until.........というように使い、"until"以下は言わなくてもいい場合もあるし、「~まで」と到達点にあたるものの名前を入れるとか、「~が・・・するまで」と文を入れます。(画像にあるのは、"until we can see each other again---また会えるまで"です。)



Count down the days until Christmas.    クリスマスまであと何日?


My students are counting down the days to the start of the winter break.
生徒たちは冬休みの始まりを指折り数えて待っている。





"countdown"は1語の名詞で、日本語の「カウントダウン」と意味は同じです。


"countdown"  
the counting of numbers backwards, for example from ten to zero, before something important happens
何か重要なことが起こる前の数を逆に数えること。例えば10から0まで。


ロングマンから、名詞の"countdown"の例を一部載せておきますね。


The countdown for the shuttle launch has already begun.
シャトルの打ち上げのカウントダウンは既に始まっている。


I heard the chant countdown.
秒読みする声が聞こえた。


As the countdown reaches the two-minute mark, the room seems to tremble.
カウントダウンがあと2分となり、その部屋がざわめいているようだ。


"Countdown to Christmas 2020" / "Christmas Countdown 2020"
  (イベント名やタイトルとして)2020年のクリスマスカウントダウン


I was listening to the weekly top 30 countdown on the radio.
ラジオで週間トップ30の(30位からの)発表を聞いていた。



ちなみに、日本語で「せ~の!」「いっせーのせっ!」っていうかけ声でみんなが一斉に動きますが、先日、一人のネイティブが"On my count, One, Two, Three!"と言って、みんながそのカウントに合わせて重いものを持ち上げていました。"On my count,"で「自分のカウントに合わせてやって」と伝えているわけです。


Englishラボのらぼでした。