らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

702. 何回かどこかでご一緒しましたね。

Scenario: 初めての合コン。同じテーブルで隣同士になった人と話が弾んだ。面識がないはずだったのだが、どこかで会った気がする。相手もそう思っていたのか、こう言った。



「今まで何回かどこかで会ってるよね。」




"We crossed paths a couple of times."



【ポイント】「道をクロスさせる」が表す意味。



今回のフレーズを正しく使うために、3つの辞書(ロングマン、マクミラン、ケンブリッジ)の例を調べました。



それぞれ表現が少々異なりますが、説明と例文をまとめてみます。


ロングマン


Their paths cross.
They cross paths.


のどちらでもよい。意味は「偶然会うこと」


例  
When our paths crossed I usually ignored her.
会っちゃったときは、いつも彼女を無視したよ。

We didn’t cross paths again until 2001. 

2001年になってようやく再会しました。



マクミラン


Their paths cross. のみ、説明あり。



Our paths did not cross again.

我々は二度と会うことはなかった。




ケンブリッジ



cross somebody's path ~
cross paths with ~



の2通りがある。




I hope I don't cross his path again.
I hope I don't cross paths with him again.



3つの辞書には、共通して、"meet by chance"、"meet without expecting it"(偶然会う)という意味で定義されています。


「会う」より「遭う」のニュアンスのほうが近いのかもしれません。"meet"や"see"ではなく使って見たい表現です。


Englishラボのらぼでした。