らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

730. ネジで止まってるわ。

Scenario: レストランのインテリアが新型コロナ感染の影響で、かなり変わった。先日行ったときに椅子を動かそうとしたのだが・・・。


「ネジでとまってるわ。」




"It's screwed to the floor."




【ポイント】色々な「留め方」、「付ける」の単語がある。


日本語では、「ネジで留める」とか、「ボタンで留める」、「ホッチキスで留める」など、「留める」というときに、「~で留める」といいますね。英語ではどう表現するのか整理してみました。(例はロングマンとマクミランからです。)


① "screw"を使う。


「ネジで留める」という動詞です。大抵留める場所によって、"into ~"や、"to~" 、"onto~"を付けます。


The wooden frame should be screwed onto the wall.
その木製のガクは壁にネジで付けるべきだよ。


② "nail"を使う。


「釘を使って留める」という動詞です。①の"screw"と同様に付ける物を主語にして受動態にし、付ける場所によって、適当な前置詞を付けます。


A sign saying ‘No Fishing’ had been nailed to the tree.
「禁煙」と書かれた看板がその木に釘で打ち付けられていた。


③ "staple"を使う。


「ホッチキスで留める」という動詞です。紙など、バラバラになりそうな物を留めることが多いので、"staple together"で使うことが多いです。


The handouts are all stapled together.
そのプリントはすべてホッチキスで留められていた。


④ ”button"を使う。


「ボタンで留める」、「ボタンを掛ける」という意味です。日本語では「ボタン」と言いますが、発音は、「bʌ́tən」で、「バトゥン」と聞こえます。


Nina buttoned up her jacket.
ニナはジャケットのボタンを留めた。


"button"は名詞で使うことも多いです。そのときは、「はめる」「はずす」を表す動詞と共に使われます。


Small children can't fasten their own buttons.
小さな子供は自分のボタンを掛けられない。


Can you unfasten this button for me?
このボタンをはずしてくれない?

He quickly did up the buttons on his shirt.

彼はすぐにシャツのボタンをはめた


I can't undo the buttons on the back of this dress.
このドレスの背中のボタンがはずせない。


パチンととめるスナップボタンのときは、名詞を使って、"snap buttons"にします。


⑤  "clip"を使う。


"clip"は、カタカナの「クリップ」(はさむもの)を使うときに、動詞として使います。


はさんで付ける場所によって、"to"や"into"や"onto"などの前置詞で場所を示すことが多いです。


A microphone was clipped to his tie.
マイクがネクタイに付けられた。

a stack of bills clipped together

クリップで留められている札束



Englishラボのらぼでした。