らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

741. きつく当たっちゃってごめんね。

Scenario: 昨日はささいなことで同僚と口論になってしまった。感情が先走りして相手の人間性まで否定するようなことを言ってしまったと思う。今日も会社で顔を合わせたので、こういって謝った。


「キツいこと言っちゃって本当にごめん。」




"I'm really sorry for the way I went off on you."



ポイント1】"go off"の様々な表現。


"off"は基本的に「離れる」というニュアンスを持っています。"go"という動詞と組み合わせて句動詞を使うことによって様々な意味になります。


ロングマンを参照して様々な使い方を見ます。


He went off to play golf.
彼はゴルフをしに行ったわ。


The bomb went off at 6.30 this morning.
今朝6時半に爆弾が爆発した


Fireworks were going off all over the city.
花火が街中で上がっていた。


I’ve set the alarm clock to go off at 7 am.
朝7時に鳴るように目覚ましをセットした。


Suddenly, all the lights went off.
突然すべての電気が消えた


The heating goes off at 10:30.
10時半に暖房が止まる



【ポイント2】前置詞の"on"には、「被害が及ぶ」ニュアンスを示す場合がある。


He cried on me.  
 は、日本語表現だと、「彼に泣かれた。」となるでしょう。"he cried"が"me"に前触れなくふりかかった感じです。「~された」という表現になるため、受動態と勘違いしやすいですが、
× I was cried by him.


ではありません。


ロングマンの例をみてみます。


Suddenly the telephone went dead on me.
突然電話が通じなくなって困った。


Dorothy’s first husband walked out on her.
ドロシーは最初の夫に家出された。



この"on"と今日のフレーズの中の、"go off"を一緒に使うと次のような意味になります。(定義はロングマンからです。)


go off on somebody   phrasal verb   American English   informal
句動詞 アメリカンイングリッシュ  正式ではない使い方


to criticize or speak to someone in a very angry way
とても怒っている感じで人を非難したり、話したりすること



日本語で、「悲しい」、「困った」、「やられた」という表現を使わずに、"on +人"で、自分が受けた悪い影響を示すことができるので、そういう状況になったときに使って見ましょう。


Englishラボのらぼでした。