らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

742. 謝らなくちゃいけないのはこっちの方よ。

Scenario: つまらないことで友人とケンカをしてしまい、それ以来口をきかなくなってしまった。勇気を出して、「言いすぎてごめんね。」と謝ると、友人はこう言ってくれた。


「謝らなくちゃいけないのはこっちの方よ。」



"I'm the one who should apologize."


【ポイント】強調構文になりそうな表現に気を付けよう。

「謝らないといけないのはこっちの方よ。」だけ見ると、
「謝らないといけないのは私よ。」でもよく、日本語で考えると強調構文で書けそうな感じがしますね。


では、


It's me who should apologize. でしょうか?
It's I who should apologize. でしょうか?


実際は、


I'm the one who should apologize.


であって、It's から始まっていないのです。


「それは私です。」だけだと、


It's me.   でも、
It's I.     でも
いいとされています。ネイティブでも、文法的には"It's I."が正しいが、会話では、"It's me."が使われると答えている人がほとんどです。しかし、それに、「~したのは私です。」と付けるとなると、"It's me who did this."のようになってしまいます。


実際は、"I did. "のように、"I"にアクセントを置いて強調するか、もしくは、今日のフレーズのように、"I'm the one who....."にするかです。


”He is the one."というと、「彼が運命の人なの。」ということで、"who"以下を省略してしまっても通じます。


Englishラボのらぼでした。