らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

750. お花代まだ払ってなかったね。

Scenario: 友人が結婚することになり、披露宴に招かれていたのだが、コロナ感染の影響で親族だけのものになったそうだ。残念だが友人仲間でお花を贈ることになった。先日とりまとめてくれた友人に電話をしてこう言った。


「私、お花代まだ払ってなかったね。。。」



 "I still owe for the flowers."


【ポイント】「払う」に"pay"を使わないで言う方法。


今日のフレーズを、


"I didn't pay for the flowers."  にすると、「私はお花にお金を払わなかった。」


になりますし、


"I don't pay for the flowers."にすると、「私はお花にはお金を払わない。」


になってしまいます。友達に「お花代を払っていなかった」という意味になりません。


"owe"は次のようにして使えます。(ロングマンより。)


① 人にお金の借りがある場合。


 owe +人+金額   
I owe my brother $50.
兄に50ドルの借りがある。


How much do I owe you?
あなたにいくらお支払いすればいいのかしら?


owe+人+for ~
I still owe you for the taxi.
あなたにタクシー代、お支払いしなくちゃ。



② 人が自分にしてくれたことに対して、お返しをしたいと感じている場合。


  owe+人+お返ししなくてはと感じているもの(こと)


I owe Susan a letter; I must write soon.
スーザンに手紙の返事かかなきゃ。


Thanks a lot for understanding. – I owe you one !
ご理解いただいてありがとう。いつかお返しします。(あなたに借りができたわ。)


You owe me one.
借りは返せよ。(ひとつ貸しだからな。)


I owe my parents a lot.  
両親のおかげなんです。(両親に多大な恩があるのです。)

I owe a great deal to my publishers.

出版社の方々には多大なご厚意をいただきました。


I owe it all to you.
みんなあなたのお陰です。


"I owe you."は、ただ、"Thank you."と言う以上に、「いつかはこのことのお返しとして、今度は私があなたの役に立ちたい。」という気持ちが込められますが、悪い方に使うと「この借りは返すぜ」といった脅しのようになりますね。。。それは、状況と表情などで分かります。


Englishラボのらぼでした。