らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

759. あら、今でもそうよ。

Scenari: 夫と散歩をしていて、学校の前を通りかかった。女の子たちが楽しそうに笑いながら友人と出てきた。夫が言ったひと言に私もこう返した。


「君もかつてはああだったんだな。」
「あら、今でもそうですけど。」



"You were a girl once."----"Still I am."



【ポイント】英語の現在形の意味を深めよう。


現在形は、「現在のことを言う」という説明は、十分ではありません。今、起こっている動作には、「現在進行形」を使います。
"I'm watching TV." (今テレビを見ているところだ。)
それに対して、
"I watch TV at 7."というと、「7時にテレビを見る」という習慣を表します。
そのほか、現在形は、特徴や好み、習慣など、人やものを特徴付ける場合に使います。


"I play tennis."  (テニスやりますよ。)
"I like coffee."  (コーヒー好きですよ。)
"I smoke."   (タバコ吸います)
"You are kind."   (優しい方ですね。)
"I speak English."(普通英語を使って話してます。)


それに対して、過去形は、「過去に起こったこと」⇒「過ぎたこと」⇒「今はそうではない」、または、「今もそうであるかは分からない」ということです。


ですから、今日のフレーズで夫が過去形を使ったということは、「今はそうではない」ということが伝わってしまったため、妻が現在形を使って、「今の状態」を伝えたのです。


他の例をあげますね。


”You are rich." ”I was."  「君金持ちだろ。」「それは昔のことよ。」


”Hel lied."  ”He doesn't." 「彼が嘘ついたんだ。」「彼は嘘なんかつかないわ。」


"I don't smoke." ”You did yesterday."  [俺、タバコは吸わないよ。」「昨日吸ったじゃい。」


という具合です。


Englishラボのらぼでした。