らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

763. ほら、泣けるでしょ。

Scenario: 猫好きの私は、テレビや動画で猫が話題になっていると必ず釘付けになってしまう。先日友人が、私に見せたい動画があると言って、バイカーが道路の真ん中で身動きできなくなっている猫を助けた動画を見せた。安心と感動で涙が出た。友人は横でこう言っていた。


「ほら、泣けるでしょ。」



"Here comes the tears."



【ポイント】会話の中でよく使われている倒置。

文法を学んでいるときに、テキストの最後の方にでてくる「倒置構文」ですが、会話の中では結構使われています。


今日のフレーズの"Here comes ~."は、「~が来たよ」という意味で使われますが、シチュエーションによって、日本語の表現が変わります。
人にも物井も使えます。


ロングマンの説明では、


used when you can see something or someone arriving
何か、あるいは誰かが到着するのを見ることが出来るときに使う


とあります。



Here comes lunch.
ランチが来たよ。


Here comes the bus.
バスが来たよ。


"here"は元々副詞なので、副詞が文頭に出た時に主語と動詞が倒置した形になっています。


倒置で使ったときの、"Here"は、ほぼ間投詞のように、「ほら」とか「さあ」といった感じになります。


主語が名詞ではなく、代名詞になると倒置しません。


"Here it comes."
「ほら(それが)来たよ。」


"Here you are."
「ここにいたのかー。」/「はいどうぞ。」(何かを相手に渡すとき。)


"Here we are."
「さあ、着いたよ。」


"Here you go."
「はい、どうぞ。」(何かを相手に渡すとき。)


今日のフレーズでは、涙を出している人が言うと、


「泣けてくるわ。」 になりますし、


その他の人が涙を出している人を見て言うと、


「ほら、泣いた-。」


となりますね。。。


では、実際の子猫救出ビデオをどうぞ。良かったね!優しい人が通ってくれて。。。


「怖かったよ~、ありがとう。」って言ってるようです。(動画はフランス語です。)



Biker Stop To Save Helpless Kitten


Englishラボのらぼでした。