らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

776. もう一枚とらせてくれる?

Scenario: 成人式は新型コロナの影響でなかったが、着物を着て写真をとった。色々な方向から撮ってもらってさすがに疲れてきたとき、こう言われた。


「もう一枚とらせてもらっていい?」



"Any chance I can take another picture?"



【ポイント】「チャンス」だけではない、"chance"。


「チャンス」は、「機会」という意味でよく使いますが、それは次のような定義の意味になります。(ロングマンより)


① "chance" 
a time or situation which you can use to do something that you want to do 
したいと思っていることをするために使える時間や状況


"chance"は、「~するチャンス」(=chance to do something)、「~のチャンス」(=chance of ~)
という使い方をします。時や状況について使います。


例 (ロングマン参照)
John was waiting for a chance to introduce himself.
ジョンは自分を紹介する時を待っていた。


I’m sorry, I haven’t had a chance to look at it yet.
ごめんね。まだそれを見る状況じゃないのよ


If someone invited me over to Florida, I’d jump at the chance.
誰かがフロリダに行こうって誘ってくれたら、そのチャンスに飛びつくんだけど。


「機会」という意味では、"opportunity"もありますが、"chance"が「たまたま起こる機会」であるのにたいして、"opportunity"は、「自分で手にした機会」というニュアンスの違いがあります。
"by chance"という言い方をしますが、「偶然に」、「たまたま」という意味です。




今日のフレーズでは、日本語では「見込み」という表現が当てはまります。(定義はロングマンより)
(Are there )any chance (that) I can take another picture?
のカッコの部分を省いて言っています。


② "chance"
the possibility that something will happen, especially something you want
特に望んでいることが起こる可能性のこと


"chance"の後にthat節を付けることができます。⇒ 「~という可能性」となります。
また、"chance of~"でも使えます。
例 (ロングマンより)


There’s always the chance that something will go wrong.
何かマズいことになる可能性はいつもある。


What are the team’s chances of success?
そのチームが勝つ見込みはどのくらい?

There is little chance of her being found alive.

彼女が生きて見つかる可能性はほとんどないよ。


There’s some chance of snow later this week.
今週後半は雪が降る見込みです。


Chances are you’ll be fine.
大丈夫だっていう可能性があるよ。


"Chances are"は、"It is likely that"で書き換えることができます。


「可能性が少ない/小さい」、「見込みが薄い」と言う場合、"chance"につける形容詞は、
small / slight /slim 
です。


He has a very small chance of being elected.
彼が選ばれる見込みは非常に少ない。


そのほか、
no chance  → 全く見込みがない
little chance → ほとんど見込みはない


として使うこともできます。


Englishラボのらぼでした。