らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

779. どうってことない、あとは流れに任せるよ。

Scenario: 記者会見の発言をマスコミにたたかれた組織のトップ。記者に「現職を辞職すべきという声があがっていますが、どうですか?」と聞かれ、こう答えた。


「気にしてない。あとは流れに任せるよ



"I don’t mind.  I’ll just go with the flow."



【ポイント1】動詞の"mind"の使い方に注意しよう。

"mind"の意味を日本語で「気にする」と覚えているために、「ドンマイ⇒Don't mind!」で、「気にするな!」という意味になると考えるのだと思いますが、「気にするな!」は、


"Never mind!" になります。


”mind"の使い方を整理しますね。


"Do you mind?" は、
タバコを吸うときなど、許可を求める感じでいうと・・・「いい?」
相手がしていること、言ったことが迷惑だと思うとき、キツイ調子で言うと・・・「ちょっと!やめてくんない?」


といった感じになります。


"If you don't mind..." は、
「よろしければ・・・」と、つけ加える感じで頼み事をする場合に使います。

I’d like to stay a while longer, if you don’t mind.

もう少しいたいのですが、ご迷惑でなければ。。。


"Don't mind me!" は、
"Please"をつけて、優しく言うと・・・「どうぞ、ご遠慮なく」
キツイ感じで言うと・・・「放っといて!」
"me"の変わりに、"him"や"her"なども使えます。



【ポイント2】「フロウ」の感じをつかもう。

カタカナでも「オーバーフロー」とか「フローチャート」、「キャッシュフロー」

というように使われていますが、(フローリングは違います。"floor"から来ていますが、和製英語です。)英語では、「フロー」ではなく、「フロウ(flóu)」です。


a smooth steady movement of liquid, gas, or electricity
液体、ガス、電気のスムーズで絶え間ない動きのこと


です。(定義はロングマンより)


今日のフレーズで、「流れに任せるよ」という表現をしましたが、「みんなの意見が流れる方向に行くよ」といった感じで、「みんなの意見に合わせるよ。」とか「みなさんといっしょでいいです。」「みなさんにおまかせします。」という表現でもいいと思います。


Englishラボのらぼでした。