らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

778. 他に手があるならどんなことでもお伺いしたい。

Scenario: 家を建てるので、設計者に希望を出している。家族で様々な希望があり、予算内で全て希望通りにするのは至難の業で、間取りがなかなか決まらない。すべての希望を入れた設計にするとかなりの予算オーバーとなってしまった。そこでこう言った。


「他に手があるならお伺いしたい。」



"I'm open to other suggestions."


【ポイント】"open"は、動詞と形容詞が同じ形。

"open"は基本的な動詞ですが、形容詞も同じ形なので、英語学習者の混乱を招いています。
The store is open. と、The store is opened.  はどう違うのか?といったものです。
また、


動詞は「動作、動き」を表すもので、形容詞は「状態」を表すものです。


動詞は、主語の次に来ますが、形容詞は、「be動詞の後」、または「名詞の前の修飾」として置かれます。


"The store is open."は、「その店は開いている。」で、"open"は形容詞です。
"He will open the store at 8am."は「彼はその店を午前8時に開ける。」で"open"は動詞です。

動詞に目的語がある場合、その目的語を主語にすると、受動態をつくることができます。


The store will be opened at 8am (by him).  
その店は(彼によって)午前8時に開けられる。  


この"opened"は過去分詞で、「(その人によって)開けられる」という受動態になります。そして、行為者は"by him"となります。


それと同様に、
The store will be closed at 10pm (by him). 
その店は(彼によって)午後10時に閉められる.


となるのですが、
「~によって」と行為者をいう必要がない時は、状態を表す形容詞(過去分詞形容詞ともいう)ととらえることもできます。
"closed"も、「行為者」を感じるよりも「閉まっている状態」のほうが強く伝わるので、"by~"を言わないで、"closed"だけで形容詞ととるのが自然です。


I'm interested. や、
I'm excited.
I'm surprised.


などもその仲間です。


"open"はたまたま、形容詞も動詞と同じ形なので、形容詞の"open"を使っています。


最後に、
今日のフレーズの"I'm open to ~"は、「私は~に(心を)開いていますよ。」「受け止める心の広さを持っています」といった感じです。


Englishラボのらぼでした。