らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

790. デザートは別腹。

Scenario: ご近所の人たちと懇親を深めるために、ときどき庭でバーベキューをやっている。それぞれが材料を持ち寄っておしゃべりをする楽しい時間だ。そろそろ皆さんのお腹がいっぱいになった頃、仕事で参加できないと聞いていたSaraさんがケーキを持って現れた。それを見たみんながこう言った。


「デザートなら入るのよ。」


"I save room for dessert."


【ポイント】言いたいことを確実に伝えるのに文法、語法は大切。


「部屋」を"room"と覚えていると、
"I save room for desert."というと、デザートを食べる特別な部屋があるのかと思うでしょう。無冠詞の"room"は、「余地」という意味になります。


"dessert"をカタカナで書くと「デザート」ですが、"desert"と"s"をひとつにすると、「砂漠
「砂漠」になります。アクセントの位置は、"dessert"は、後ろにあり、"desert"は、前にあります。"a"は突きません。


"save"は「~を救う」という意味もありますが、「~をとっておく」という意味もあります。今日のフレーズでは後者です。


「とっておく」に"leave"を使う場合は、「そのままの状態で、とっておく」「そのままにしておく」という意味です。
今日の表現で"leave"を使うとしたら、


"I have enough space left for dessert."  
「デザートが出てくると思って、(それが入る)充分な場所を残していたんですよ。」


とするといいでしょう。


デザートを作っている人がいうなら、
"(Make sure you) Save room for dessert."
「デザートがあるんだから、お腹開けといてね。」


主語を"There"にするのと、"I"にするのと、伝わり方が次のように違います。


"There's always room for dessert."
「(誰でも)デザートは入るところがいつも違うんだよね。」


"I always have room for ice cream."
僕はいつもアイスクリームならお腹いっぱいでも入っちゃうんだ。」


食後のデザートを出しながら言うときは・・・
"I hope you saved room for dessert."
「(お腹いっぱいかもしれないけど)デザートは入るでしょ。」


"room"も"save"も"dessert"も使わない、素敵なフレーズもありますよ。


それは・・・


"I will start a diet tomorrow."


「明日からダイエットしよう。」
これを聞くと、作った人はきっと嬉しい気持ちになりますね!!


Englishラボのらぼでした。