らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

802. 分かってるからもういいよ。

Scenario: ダイエットをあきらめたという友人がいた。サプリはどれを飲んでも脂肪は減らず、ジムに通ったがかえってお腹が空いて食べてしまう。通販で買った器具はどれもコマーシャルのようにいかない。食事内容を見直してみては?と言うとこう言った。


「経験済み。もういいよ。」



"Been there, done that."



【ポイント】現在完了形が重要な意味をもつ英語表現。

今日の表現は、ロングマンには次のような表現で載っています。


been there, seen that, done that


と、"seen that"が加わっています。どれも、"I have"を補って考えると・・・、


「そこに行ったことがある。」
「それを見たことがある。」
「それをやったことがある。」


となり、どれも「経験」を表す表現になります。(マクミランには、"seen that"は加わっていません。)


ロングマンの定義では、次のようになっています。


spoken 
used to say that you are no longer interested in doing something, because you already have a lot of experience of it
口語
すでに多くの経験をしたので、何かをすることにもはや興味が無くなっていることを言うのに使う表現である


次のように、旅行会社の広告によく使われます。


また、次のように使われたり・・・



(経験豊富だから、)


Now, it's my turn to become a big sister!


さてと今度は、私が「お姉ちゃん」(指導する立場)になる番よ。


日本語で、


「分かった、分かった。」


というと、「自分はすでに経験して分かっているから、言わなくていいよ。」


となりますが、


「分かる、分かる。」


というと、同情して、「私も同じ経験をしたことあるから、気持ち分かるわよ。」


といった感じになりますね。。。


英語では、現在完了を使うだけで、あとはシチュエーションと気持ちをこめたイントネーションで言うだけです。


Englishラボのらぼでした。