823. 割り込みは駄目だ。列に並べよ。
Scenario: スーパーに行ったら、レジに長い列ができていた。距離をとって並ばなければならないため、以前より列が長く感じる。最後尾が分からなかったのか一人の買い物客が列に割り込んだようで、こう言う声が聞こえてきた。
「割り込みだめ。列に並んで。」
"No cut. Back of the line."
【ポイント】省略してもきちんと通じる英語。
今日のフレーズは、必要な情報だけを使った短い文ですが、相手にしっかり通じるものです。これは標識など、短くインパクトがある表現が求められる場合でも同じことです。
今日のフレーズの表現で命令文の省略の仕方を学びましょう。
"No cut."
"No"の後は名詞です。
「割り込む」は、"cut in line"ですが、今日のフレーズの状況だと、行列に割り込むことが明白なので、"in line"を省略しています。"cut"は動詞ではなく、名詞になります。動詞の"cut"を使って、"Don't cut in line."と否定命令文で言うこともできます。
"Back of the line."
文頭に"Go to the"が省略されています。「列の後ろに行ってください。」というところを"back of the line"だけを残したわけです。
"go back"だけだと、「戻る」ということになります。"of"があるので、"back"は、「後ろへ」という副詞ではなく、「後ろ」という名詞であることがわかります。
"Get in line."なら「列に並べ」だけですが、後ろに並ぶことは常識でしょうね。"in line"のときは、冠詞をつけません。
"Go back to the line."は、「列に戻りなさい。」です。この場合は自分が並んでいたところに戻るので、列の後ろではないかもしれません 。
省略でも、確実に言いたいことが伝わるようにしなければなりませんね。
明日は、「椅子をたたんで、カートに積んでいただけますか?」です。
Englishラボのらぼでした。
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